3Dプリンタでバイスを作りました。

3Dプリンターで、工作用のバイスを作りました。

ハンダ付けなどする際には、右手にハンダごて、左手にハンダを持つので、

対象の基板などを持つ手が足りません。

これが第3の手となってくれ、とても便利になります。

 

今回は自分で設計したのではなく、下記サイトの素材を使わせてもらいました。

Yet ANOTHER Machine Vise by TheGoofy - Thingiverse

 

それぞれに部品を1個ずつ色を変えて材料を変えてプリントしました。

挟み込む部分の白い部分にTPUを使った以外は、PLAで作りました。

 

 

プリントした結果の材料です。

 

組み上げた結果です。

カラフルで良いものが出来ました。^^

ところどころ、はめ込みがきつくて、削って調節しました。

左右の部品を締結するための灰色のバーは、きつ過ぎてとても入らなかったので、

少し細くして作り直しました。

 

 

下記の挟み込み部品はバイクのウインカーリレーを分解したものです。

ハンダ付け時にメチャ役立ちます。

 

傘の折れた骨組みを、3Dプリンタ部品で修理しました。(その2)

3Dプリンタによる、傘の折れた骨組み修理の第二弾です。

 

 

前回はこちら

今回のは息子の傘で、グラスファイバーの部分で折れてしまっています。

「気付かないうちに折れてた」と言ってましたが、扱いが雑なせいですね。

 

折れた部分のサイズを計測して、修理部品の3Dモデルを作ります。

傘形状に合わせて少し切り欠きを入れたのがポイントです。

 

3Dプリンタでプリントします。

以前紹介したElegoo Neptune4ですが、すこぶる調子の良さで、以前持っていたものよりも遥かに早くキレイにプリントできる様になりました。

硬めの弾力素材であるTPU 72Dでプリントしました。

 

 

 

接着剤を入れて、傘に組み付けます。

TPUは弾力素材なので、組付け性が良いのがポイントです。
完成が右側の写真です。

弾力素材なので、少し湾曲してしまいましたが、問題ないレべルで、修理完了です。

 

 

今回も満足のいく修理が出来ました^^

ハンダごて用の部品を3Dプリンターでつくりました。

ハンダごての置き場で少し不便があったので、3Dプリンタで作りました。

 

困りごと1

下図のものは、トライアック調光器キットを入れた箱で、ハンダごてに入力される電源電圧を調整して、温度を調整するものです。

3Dプリンタで作った部品を少し溶かして加工する時、半田ごてを使うと便利なのですが、そのままだと温度が高すぎるので、このトライアックで電圧調整してます。

一時的にコテを置いておきたい時、図の様に置くと、度々半田ごてが滑り落ちて、たびたび畳を焦がしていました。

 

 

困りごと2

下図のものは、半田ごての置台なのですが、ハンダをコテと別々に保管していると、たびたびハンダのボビンを失くしてしまい、探し回っていました。

 

これらの困りごとを解決するため、3Dプリンタで部品を作ります。

寸法を測って、いつものFusion360のソフトで3D図面を作ります。

 

トライアック調光器のヒートシンクに、ちょうど良いくぼみがあったので、そこに滑りこませます。白いTPU素材で作りました。

結構良い出来です^^。

 

ハンダ台用のハンダボビン入れは、支柱にピタッとはめる様に作りました。

これも一発OKで良い出来でした。

 

二つの困りごとを解決する良い部品が出来ました。満足です!!

3Dプリンターでまな板ハンガー作りました。

何か3Dプリンターで作りたくて、台所のまな板や、小物をひっ掛けるハンガーを作りました。

 

我が家のキッチンは、上部の換気扇枠にちょうど良い凹み部分があるので、そこに引っ掛けるパーツを作ります。

 

Fusion360で、大きさ違いで数種類の図面を作り、プリントします。

 

ABSで作ってみました。

ABSはプリンタの設置面で反ってしまい、失敗する事が多いのであまり好きではないのですが、耐熱性もあるし、割れにくいのが良い点です。

 

少し横幅が大きいバージョンの方が複数枚かけれて良い感じでした。

 

こういったちょっとした便利小物を作れるのが、3Dプリンターをもつメリットです。

また次は何を作ろうか、ネタ探しです。

 

傘の折れた骨組みを、3Dプリンタ部品で修理しました。

 

傘の折れた骨組み、一本折れただけで捨てちゃうのはもったいないですよね。

娘の使っている折り畳み日傘の骨組みが折れてしまったとのこと。

修理好きの腕の見せ所です。

ワクワクします。

 

折れた部分の寸法を測って、下記の様な長さ28mmの筒をプリントしました。

   


  

折れた部分を、作ったスリーブに入れて、真ん中と両サイドの3か所に1mmほどの穴を開けます。

 

穴を開けた部分に、針金を通します。

0.7mm径のステンレス針金を使用しました。

サイドの針金は骨組みの連結用、センターの針金は、支柱部分の固定用です。

 

 

針金をねじって締め上げ、固定します。

 

 

最後に、針金をねじった部分のエッジを内側へ向けて、生地を傷めないよう、ホットボンドでコーティングして完成です。

見た目はイマイチですが、機能的には申し分ありません。

 

また一つ、捨てられる物を救う事ができました。

修理する喜びです。(^^♪

 

 

3Dプリンター Elegoo Neptune4 plus 購入しました。(続編:ヘッド温度設定など)

今夏購入したElegoo Neptune4 plusですが、前回、TPUフィラメントの印刷不良で、Elegooサポートより、換えのプリンタヘッドを送って頂きました。

( 9日間で届きました。)

 

続編のレポートです。

 

早速届いたヘッドに組み替えて、いざExtruder温度230℃設定でプリント!!

(材料は、TPUの硬度72D:推奨温度230℃~240℃)

順調にスタートしたと思ったら、やはり途中でフィラメントが詰まってしまいました。

従来から使っているHictop社3Dプリンタでは、230℃でキレイにプリントできます。

   

 

ここで、Neptune4のヒーターとサーミスタとノズルの位置関係について考察してみます。

ヒーター⇒サーミスタ⇒ノズルの順に並んでいます。

サーミスタが、ヒーターとノズルの間の穴に入っているので、必然的にサーミスタ部よりもノズル部は、温度が低くなっていると予想されます。

 

 

再度ノズルのサーミスタ部直近へ、熱電対を差し込んで温度測定しました。

設定温度≒サーミスタ測定温度に対し、熱電対による実測温度の方が10%超は低い結果となりました。

 

これを受けて、255℃設定でプリントした結果が下記です。

見事最後までプリントできました。

●その他の温度設定

・262℃設定:プリントは成功するが、クリアのフィラメントが大分白濁

       してしまったので、温度が高すぎる模様

・245℃設定:途中までプリントできた。

・240℃設定:7~8分で途中でノズルが詰まってNG

 

現時点の結論:Neptune4は、推奨温度に対しノズル温度を高めに設定すべし

(今時点は、約10%温度を高くするのが適切?)

 

Elegooサポートに、このノズル温度の件を連絡したところ、

「弊社チームはお客様のご提案を真剣に検討させていただきます。ただ弊社チームでは、当面の間、温度テスト値を提供していません。」

との回答でした。

何らかの進展があったら、またレポートしたいと思っています。

 

Elegooサポートは、質問に対しちゃんと回答をくれるし、対応も真摯にしてくれるのでカスタマーサポートとして合格点かと思います。

Amazon自身も1ヶ月は返品対応を受けてくれるので、安心でした。

 

という事で、一先ずプリントは出来る様になったので、その他の材質との相性も今後見ていきたいと思います。

温度別に失敗したケースがたくさん出来てしまったので、それぞれを溶着して、

工具/ネジ入れとしてプリンタの隙間スペースに設置しました。

材料を無駄にはしない精神です。

 

 

●その他構造について

せっかく色々構造の解析をしたので、メモしておきます。

 

・フィラメントの送り出し部について

このネジを左に回すと、下図の様にバネが縮まって、フィラメントを押さえつける力が強くなります。

 

 

これをフィラメントの硬さによって、調整した方が良いとの事です。

外からだと、バネがどれ位縮まっているのか見えませんが、ネジの感触で判断するしかないですね。

 

 

・ノズル部について

左真ん中のFANで、右のヒートシンクを冷却し、ノズル手前のガイド部分でフィラメントを冷却し、熱が上部のPTFE Tube側へ伝わらない様に設計されている。

 

Hot Endの構造については、下記が参考になる。

 

 

●Neptune4についての総評

TPUの詰まり問題でとても苦労したが、総じて評価するととても良いプリンターで、やはり買って良かったと思う。

他のプリンターと比較して、今の自分の価値観ではこれに勝るものはないと思う。

 

・XYZ軸ともに、ステッピングモーターの動きがとても滑らかで速く、静かで、従来機とは一線を画している。

・CURAで生成したGコードを、Chromeブラウザ上にドラッグし、WIFIで転送してプリント開始できるのは、とても魅力的。しかもプリントの進捗が、ブラウザ画面でリアルタイムに遠隔確認できる。

・4万円そこそこで、320 x 320 x 385のBig Sizeプリントが出来るコストパフォーマンス

・PEIシートと、レベリングの精度が相まって、1層目の定着はとても優秀であまり失敗がない。

・お馴染みのスライサーSoft Curaが使える。DefaultのElegoo Curaでなく、最新のCura 5.8.0をダウンロードして使ったが、Neptune4 Plusの設定が追加されていて、問題なし

 

唯一のデメリットポイントは、TPUの詰まり対応の設定がシビアという問題ですね。

推奨温度よりも高めに設定しなければならないので、どれ位温度設定にすれば、良好な材料特性で詰まらずにプリントできるのか、まだ手探りしかない。という状況です。

 

また更新情報があったらレポートしたいと思います。

 

 

バイク(GROM)のチェーン、スプロケ交換しました。

2024/8/11

昨日のフロントタイヤ交換に続いて、愛車GROMのチェーン、前後スプロケ交換しました。

 

交換前のチェーン、油とホコリ汚れでベトベトです。

 

交換前のドリブンスプロケットと、ドライブスプロケットです。

黒い油汚れでベトベトです。

 

 

リアドリブンスプロケットの新旧です。左側の旧純正品は、チェーンの噛み込み防止のカップが、スプロケットに溶接されています。

24000kmで初交換でしたが、それほど擦り減っていませんでした。

 

センターのドライブスプロケットです。

こちらも、それほど擦り減っていませんでした。

 

交換後のドライブスプロケットです。

ハウジング内も、大量の油と土の塊を落として、スッキリしました。

 

チェーンの箱裏面の説明部です。

チェーン進行方向に対するチェーンクリップの向きに注意してはめ込み必要です。

 

無事交換完了しました。

真っ黒だったチェーンの金色がよみがえりました。

代わりに、手が真っ黒になりました^^

 

購入したチェーンとスプロケです。

Amazonで購入しました。

リンクも貼っておきます。