我が家で使用していた日立洗濯機( BW-7GV)、 もう17年ほどになり、
今は息子のアパートで活躍しています。
「突然、洗濯後に衣服に茶色いシミが付く様になった」
と、息子からSOS連絡が来ました。
見てみると何だか、洗濯槽上の方に、茶色いシミがついています。
触るとドロドロベトベトしていて、容易にはとれません。
パーツクリーナースプレーで吹いて、ゴシゴシこするとやっと落ちる程で、とてもしつこい!
洗濯する度に、逆に衣服が汚れるという、汚染機になってしまいました。
一先ず洗濯機をばらしてどこから出てくる汚れなのか、調べます。
下記の様なサビサビになっている四隅のネジを外していくと、
上部がパカっと上に開きます。
パカっと開いたところ。
サビとホコリで結構汚いです。
でもどこから茶色いドロドロが出てくるのか、なかなか判りません。
掃除しながら探すこと30分、遂に、下記フタ側の柔軟剤が落ちる部分から、
茶色のドロドロが垂れた跡を発見しました。
これの源流を探します。
フタの下側からは源流に辿りつけなそうなので、上側から攻めてみました。
下記のカバーを開け、柔軟剤投入部のBOXを外そうとしますが、
またこれが容易には外れません。
格闘すること20分、マイナスドライバーで引っかかり部分をコジコジして、
ようやくケースが持ち上がりました。水道水が入る入口には、
下記のソレノイドバルブが2個付いています。
これらを外して持ち上げてみると。。。
あっ!なんじゃこりゃ~っ!!
源流発見! ドロドロが、この黒いボックスから流れ出していました。
下記は、黒い基板ボックスを下から見たところですが、
滴った跡があります。
開けてみると、電源部の入ったコントロール基板の様で、
ヒートシンクやら何やらが入っています。
基板の茶色いモールド材が溶け出していました。
繰り返しの熱で、モールド材が劣化して、溶け出したって感じでしょうか。
日立さんっ!もっと耐久性のあるモールド材を使って下さい!!
でも17年も経ってるから保証外でしょうがないですかね^^
しつこい汚れをマイナスドライバーでかき落としながら、
パーツクリーナー付けたキッチンペーパーでゴシゴシ拭いて、
きれいにするのに、また20分!
↓ 掃除前 ↓ 掃除後
写真は撮り忘れましたが、黒い基板BOXの底面には、
モールド材が流れ出さない様、アルミテープでふさぎました。
また、ドロドロが流れ出してた経路にはキッチンペーパーで
せき止め施工しておきました^^
下記は元通りに戻してスッキリした後の写真です。
色々な家電修理をやってきましたが、モールド材が流れ出してたというのは、
初めての経験でした。
日立さん、最近の洗濯機はしっかり対策されているんでしょうか?
でも17年も他の不具合がなく動き続けてるというのは素晴らしい事です。
我が家は今年またビートウォッシュの最新版を買ったばかりなので、
同じ不具合が起きないか、見守っていきたいと思います。